こんにちは♪
令和5年11月9日(木)に「大川再発見事業 ~庄分酢編~」を総務広報委員会担当で行いました。
毎回ご好評いただいております大川再発見事業。
今回は約300年の歴史ある庄分酢さんにお邪魔しました。
一子相伝の製法が代々受け継がれてきた高橋家。高橋家後継者のみが知る父祖の想念を守り、約300年に渡り酢造りを続けておられます。
そんな庄分酢さんの見学当日、大きな木桶を前に、高橋さんご夫妻が色々なお話を聞かせて下さいました。
江戸時代初期、元々は造り酒屋だったという高橋家、筑後川の水に恵まれ、豊かな大地を持つ米どころであったこの地で、自然の流れに沿うように酒の発酵から生まれた酢造りを始められました。
お酢の原料は、米、水、麹といたってシンプル。良質の麹菌が米(黒酢の場合は有機玄米)を糖化させ、酵母菌の作用で酒となり、表面に張った酢酸菌の働きで酢に変化していくそうです。
3~4カ月かけてゆっくりと発酵させ、寒い時期等にはむしろを使って冷えすぎないようにしたり、網で菌を移し品質を一定に保ったりと酢職人が年中無休で向き合い手間暇かけてじっくりと発酵を促しているそうです。
実際に手を近づけてみると・・・とても温か~い!!!皆さんとっても驚いていました。
黒酢の場合は、完成までになんと2年もかかるそうです。
アミノ酸を豊富に含む為、健康づくりにはもってこいという事で、高橋ご夫妻は、毎朝大さじ1杯取り入れているんだそう。カレーにも少々入れるだけで味が深まるんだとか!!!
見学の後は、お酢を使った人気のビネガーランチ。
どれも色鮮やかで味わい深く何より体が元気になる!
「こんな使い方があるんだ」と会場からは嬉しい声が続出でした。
この他、大川市指定文化財 高橋家住宅も見学させていただき、歴史と新発見に触れ、笑顔溢れる一日となりました。